はじめまして!管理人の湯めぐりウサギと申します。はじめての経験のため、中々苦戦する場面も多かったものの、多くの方にサポートいただいた結果、無事「源泉かけ流し温泉」をテーマとした本サイトを立ち上げることができました。超初心者のため、読みづらい点、見づらい点など多くあると思いますが、運営しながら改善していければと思いますので、ご容赦ください。
さて、最初の記事投稿とのことで、本サイトが最終的に目指す目標と、その思いに至った経緯について記事にしたいと思います。個人的な内容を多く含み、恐縮ですが、よろしければご拝読ください。
本サイトの目標
源泉かけ流し温泉を様々な観点で記事にし、取り上げることで、温泉にあまり興味が無かった方にも源泉かけ流し温泉や温泉文化にふれてもらえる機会をもっていただくことでその魅力を伝え、今まであまり温泉に興味がなかった方と温泉旅館をつなぐ「架け橋(かけはし)」になること。
端的に言えば、「源泉かけ流し」あるいは「かけ流し」の温泉旅館の利用者増加と発展に貢献することです。
本サイトを立ち上げた経緯
管理人である私の家族に、年に5、6回程度も温泉旅行に行く温泉愛好家がおりますが、私自身も誘われて様々な温泉を訪問する経験が増える中で、温泉には泉質、お湯の提供方法、湯舟、ロケーションなど、実は様々なバリエーションがあることを教えられ、温泉知識があるとより温泉旅行を楽しむことができることを学びました。
また、よりダイレクトに温泉パワーを感じることができるということで、私自身も源泉かけ流し温泉の魅力に取りつかれたのですが、それと同時に源泉かけ流し温泉を維持されている方の努力に感謝する思いが湧き、加えてこのまま貴重な源泉かけ流しの温泉資源が将来に引き継がれていくのか不安を持つようになり、私自身が源泉かけ流し温泉を利用するということ以外に何かできることはないのかと考えるようになりました。
源泉かけ流しの温泉とは?
「源泉かけ流し」とは温泉のお湯の供給方法のことであり、常に新しいお湯が浴槽に注がれ続けており、湯舟からあふれたお湯は循環ろ過されずそのまま廃棄される形態の温泉を言います。
「源泉かけ流し」とは、いわば昔から自然界に存在していた本来の温泉に最も近い形で提供されていることから、泉質特有の色、香り、肌触りをより直接的に体験でき、また、泉質別の効能もより直接的に得られやすいと言われています。
また、個人的にはこれが一番嬉しいのですが、温泉そのものに対して加わっている人の手が最小限であることから、普段のお風呂とは違い、より自然界からエネルギーを貰えているという実感や、何も身に着けず体全体を湯舟につける時の自然と一体になっているかのような何とも言えない感覚をよりダイレクトに得られるという魅力を持つ温泉でもあります。
源泉かけ流しを取り巻く厳しい環境
しかし、より自然に近い形、源泉かけ流しで温泉を提供するというのは、湯量が豊富に無いと小さな湯舟しか作ることができないという問題や、天然の温泉は時間帯や季節によって温度が変動するものも多いことから生じる温度の管理の問題など、温泉旅館側に負担が生じる側面があります。
また、温泉を源泉かけ流しで提供することで、私のような温泉愛好家を誘客できるという面は確かにあるでしょう。しかし、現状、そこに魅力を感じて温泉宿選びをする方ははっきり言って少数派であり、一般の方で温泉の泉質や配湯方法に注目して宿選びを行う方はまずいません。
さらに、私のような源泉かけ流し温泉愛好家の方は、基本的に「温泉は加水、加温、消毒なしが好ましい」、「湯を循環するくらいなら狭い湯舟の方がいい」、「湯舟の湯の花や付着成分を見るとテンションが上がる」といった方が多いと思いますが、源泉かけ流し温泉愛好家でない一般の方の中には「加水、加温してでも適温のお湯がいい」、「消毒している温泉の方が衛生的で安心できるし、できるだけ広い風呂に入りたい」、「湯の花や付着物は何となく気持ち悪い」という感想を持つ方もそれなりにいるように感じています。
温泉旅館も基本的にビジネスとして営業されていますので、源泉かけ流し温泉を提供することのマイナスがプラスより大きくなってしまう環境では、源泉かけ流し旅館はどんどん廃れていくでしょう。
源泉かけ流し温泉をより多くの方に利用いただくためには
源泉かけ流しの温泉の魅力を伝えるには、私のように実際に入って良さを感じていただくことが一番の近道です。
しかし、温泉そのものの魅力をただPRするだけでは温泉や源泉かけ流し温泉にあまり関心が無い方にとっての温泉に入るきっかけにはなりにくいのかと思います。
しかし、温泉そのものの魅力をただPRするだけでは温泉や源泉かけ流し温泉にあまり関心が無い方にとっての温泉に入るきっかけにはなりにくいのかと思います。
源泉かけ流し以外の温泉について
ここで誤解をされる方がおられてはいけないため、源泉かけ流し以外の温泉についてふれておきたいと思います。私個人は源泉かけ流しの温泉が大好きであり、選べるならば源泉かけ流しの温泉を選んで入っていますが、源泉かけ流し以外の温泉の存在を全く否定する気持ちはありません。
上に書いたとおり、源泉かけ流しでない温泉が入りやすいという方も間違いなくおられますし、源泉の状況やお客様のことを考えて循環方式をとっておられる旅館経営者の方も多くおられることもよくよく知っております。そして、世の中の温泉が源泉かけ流しだけになると、温泉旅館の数は減少し、湯舟の大きさも制限されてしまいますので、より多くの人が気軽に温泉を楽しむことができる環境は無くなってしまい、逆に温泉文化が後退する方向に進むのではないかと考えています。
本ブログを読んでいただける方についても、源泉かけ流し以外の温泉を全否定することは控えていただけると個人的には嬉しいです。
おわりに
以上、管理人の勝手な思いを拝読いただきありがとうございました。
最後になりますが、管理人の同志である「モガミ」さんにも本サイトの記事作成にご協力いただけることとなりました。当面は二人で温泉や源泉かけ流しに関心が無い方にも興味を持っていただくきっかけになれるような記事を投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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